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紙カタログの在庫を見直す方法|実績から印刷部数を決める【2026年版】

紙カタログの在庫を見直す方法|実績から印刷部数を決める【2026年版】

紙カタログの刷りすぎ、欠品、保管、廃棄にかかる費用を自社実績から整理し、デジタルカタログや少部数印刷を組み合わせる方法を解説します。

著者 QuickBook公開日: 2026/1/1更新日: 2026/8/5

紙カタログの在庫を見直す方法|実績から印刷部数を決める【2026年版】

「余ったカタログが倉庫に山積み」「足りなくなって急いで増刷、でも間に合わない」「古いカタログを捨てるのにお金がかかる」。紙カタログを運用していると、在庫問題は避けて通れない。

多く刷れば余り、少なく刷れば足りない。この「需要予測」の難しさは、どの企業も頭を悩ませる課題だ。

デジタルカタログや少部数印刷を組み合わせると、紙の在庫を減らせる場合がある。ただし、適切な方法は配布先、必要部数、更新頻度、デジタル公開にかかる費用によって異なる。

紙カタログ在庫問題の実態

問題1:需要予測の難しさ

「今回は1,000部刷ろう」。しかし、展示会の来場者数、営業活動の頻度、市場の反応は予測困難だ。結果として余るか足りないかの二択になりがちである。

問題2:保管コストの発生

余ったカタログは倉庫で保管する。スペース代、管理工数、劣化リスクなど、見えないコストがかかっている。

問題3:情報が古くなる問題

半年前に刷ったカタログは、価格や仕様が変わっている可能性がある。古い情報を配布してクレームにつながるリスクもある。

問題4:廃棄コストの発生

使えなくなったカタログは廃棄するしかない。産業廃棄物として処理すると、処分費用が発生する。

問題5:環境への罪悪感

「こんなに紙を無駄にして…」という環境面での後ろめたさを感じる担当者も少なくない。

在庫に関連する費用を自社実績から整理する

直近12か月の請求書、発注記録、在庫記録を使い、次の項目を集計する。

コスト項目 確認する実績
余剰在庫 発注部数-配布部数-保管中の使用可能部数
保管 倉庫・棚の利用料、社内スペース、移動費
管理工数 入出庫、棚卸し、在庫確認に要した時間
廃棄 廃棄部数、処分費、作業時間
欠品 追加印刷、特急対応、代替資料の制作・送付費

一般的な割合を当てはめるのではなく、自社の発注単位、使用期間、配布先ごとに年間費用を計算する。

デジタルカタログを組み合わせて紙の在庫を減らす

物理在庫を持たない配布先を増やす

デジタルカタログはデータのため、URLで案内する相手の分は紙の在庫を用意しなくても配布できる。一方で、デジタル版の制作、サーバー、ドメイン、設置、更新、追加機能などの費用が生じる場合がある。

  • 紙を希望しない配布先からURL案内へ移す
  • 紙を必要とする配布先の部数は残す
  • 閲覧環境やアクセス数を踏まえてサーバー費用を確認する

デジタル移行のメリット

項目 紙カタログ デジタルカタログ
物理在庫 配布予定部数を保管 URL配布分は不要
需要予測 印刷部数を決めるために必要 紙を残す場合はその部数を検討
保管スペース 部数に応じて必要 URL配布分には不要
廃棄 改訂や余剰で発生する場合がある 紙の廃棄はないが、旧データの管理は必要
情報更新 改訂版の印刷・差し替えが必要 制作会社への更新依頼やファイル差し替えが必要
配布数 在庫数に左右される サーバー・通信量や利用条件を確認

完全デジタル化 vs ハイブリッド運用

選択肢1:完全デジタル化

紙カタログを廃止し、すべてデジタルに移行する。

向いている企業:

  • BtoB中心で取引先がデジタルに慣れている
  • 頻繁に情報更新がある
  • 環境配慮を重視している

選択肢2:ハイブリッド運用

デジタルをメインにし、必要最小限の紙を併用する。

向いている企業:

  • 展示会や店頭で紙が必要
  • 高齢のお客様が多い
  • ブランドイメージとして紙を残したい

ハイブリッド運用のポイント:

  • 紙は必要な場所・人に絞る
  • 過去の配布数と追加印刷の納期から発注点を決める
  • 紙が足りない期間はURL案内で補えるか事前に確認する

デジタル移行の5ステップ

ステップ1:現状コストを可視化する

年間の印刷費、在庫コスト、廃棄コストを洗い出し、「今いくらかかっているか」を把握する。

ステップ2:デジタルカタログを作成する

QuickBookを使う場合は、既存の紙カタログのPDFを各ページのPNG/JPG/JPEG画像へ書き出して入稿し、デジタルカタログの制作を依頼する。料金は冊数・ページ数・仕様によって変わるため、事前に見積もりを確認する。

ステップ3:配布チャネルを整備する

  • WebサイトにURLを掲載
  • QRコードを名刺やチラシに印刷
  • メール・LINEでの配信フローを構築

ステップ4:紙の発注を段階的に削減

「今回は半分にしてみよう」と段階的に印刷部数を減らし、デジタルで補完する。問題なければさらに削減。

ステップ5:効果を測定・報告する

印刷部数、配布部数、期末在庫、廃棄部数、追加印刷の回数を移行前後の同じ期間で比較する。デジタル制作・公開・更新にかかった費用と社内工数も含めて報告する。

自社データで作る比較シナリオ

シナリオ1:展示会用の紙を残す企業

前年の展示会ごとの配布部数と余剰部数を集計し、次回は実績を基準に紙の発注数を決める。会期後の案内や個別請求はURLへ移し、紙の印刷・保管・廃棄費と、デジタル制作・公開・更新費の合計を比較する。

シナリオ2:店頭で紙を希望する人に配る企業

一定期間、紙の持ち帰り数とQRコードからの閲覧状況を記録する。紙を希望する人向けの部数は残し、次回の発注量を実績に合わせる。費用だけでなく、問い合わせや顧客からの意見も確認する。

削減率や効果をあらかじめ決めず、小規模な試行で自社に合う在庫量と配布方法を探す。

よくある質問(FAQ)

Q1. 紙を完全にやめると困る場面はありませんか?

一部では紙が好まれる場面もある。完全廃止ではなく、「デジタルメイン+紙は最小限」のハイブリッドがおすすめだ。

Q2. デジタルカタログの制作費はいくらですか?

QuickBookのお客様サーバー公開は1冊10,000円〜の買い切りで、QuickBookへの月額費用はかからない。自社のサーバー・ドメイン、設置、更新、カスタマイズ、追加機能には別途費用が生じる場合がある。QuickBookサーバーでの公開は月額5,000円〜。仕様と見積もりを契約前に確認してほしい。

Q3. 高齢のお客様はデジタルを見てくれますか?

年齢だけで判断せず、実際の顧客に閲覧端末や紙の希望を確認する。デジタルでの閲覧が難しい顧客には紙を併用できる。

Q4. 更新頻度が高い場合もデジタルは有効ですか?

更新のたびに紙を刷り直す範囲を減らせる場合がある。ただし、QuickBookは利用者向け管理画面や即時更新機能を標準提供していないため、更新方法、作業日数、費用を事前に確認する必要がある。

Q5. デジタル移行に社内の抵抗がありそうです…

現在の印刷・保管・廃棄費と、移行後のデジタル制作・サーバー・設置・更新費、残す紙の費用を自社実績で並べる。まず対象を限定して試し、総費用と顧客の反応を確認してから範囲を広げると判断しやすい。

まとめ

紙カタログの在庫は、過去の配布実績を基に部数を決め、デジタル配布を組み合わせることで減らせる場合がある。

在庫問題解決のポイントまとめ:

  • 発注部数、配布部数、期末在庫、廃棄部数を記録する
  • 紙を必要とする配布先とURLで案内する配布先を分ける
  • デジタル制作、サーバー、設置、更新、追加機能の費用も比較に含める
  • 小規模に試し、在庫量、総費用、顧客の反応を確認する

紙の在庫を減らして少冊数のカタログを長く公開する方法として、QuickBookが候補になる。PDFは直接入稿できないため、各ページをPNG/JPG/JPEG画像へ書き出して入稿し、弊社が制作する。お客様サーバー公開は1冊10,000円〜の買い切りで、QuickBookへの月額費用はかからないが、自社のサーバー・ドメイン、設置、更新、カスタマイズ、追加機能には別途費用が生じる場合がある。QuickBookサーバーでの公開は月額5,000円〜。利用者向け管理画面や即時更新機能は標準提供していない。

ブラウザ上では無料で表示を体験できる。ページ数や公開方法を含む見積もりを確認したい場合は、問い合わせ内容に応じてサンプルページの作成も相談できる。

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