
整形外科の院内案内をデジタル冊子にする5機能とリハビリ動画活用
整形外科クリニック向けに、院内案内を電子ブックで配信する方法を解説。ページめくり・スマホ表示と、動画・パスワード・詳細分析など個別確認が必要な要件を分けて紹介します。
整形外科の院内案内には、リハビリの動きや手術後の生活制限など、紙だけでは伝えにくい情報があります。本記事では、ページめくりとスマホ表示を中心に、動画・パスワード・詳細分析など個別確認が必要な要件を切り分け、既存パンフから電子院内案内を制作する流れを解説します。
この記事でわかること
- 整形外科の院内案内に必要な5機能と、紙パンフが追いつかない理由
- リハビリの動きを写真・図解と外部動画導線で伝える方法
- PRP・再生医療など自費メニューをパスワード制限で配信する運用
- 既存パンフから5ステップで電子院内案内に切り替える手順
整形外科の院内案内に潜む悩み
整形外科のデジタル院内案内とは、紙パンフをページめくり付き電子ブックに置き換え、URLやQRコードで患者に届ける運用形態です。動画も見せたい場合は、外部動画ページへの導線または個別カスタマイズを検討します。
リハビリの動きが文章では伝わらない問題
膝関節置換の術後リハビリで「立位での片足重心移動」「ヒールスライド」と書かれたページを見て、患者が自宅で正しく再現できるかというと現実的にむずかしいものです。紙のパンフレットに静止画とテキストで書いても、動きの速度や姿勢の細かい角度までは届きません。結果として、退院後の自主訓練が我流になり、回復スピードに個人差が広がる場面はよくあります。理学療法士が実演する短い動画を院内案内に組み込めれば、初診前の不安軽減と退院後の自主訓練の質を同時に底上げできる余地があります。
自費再生医療の選択肢が比較しにくい問題
ひと言で言えば、整形外科の自費領域は紙の冊子だけでは選択肢を比較しにくい現実があります。PRP療法、APS(自家タンパク質溶液)、培養幹細胞、ヒアルロン酸注射、体外衝撃波といった自費メニューは、適応・回数・価格帯・効果実感までの期間が大きく異なります。紙パンフはページ数の制約で簡易料金表に留まりがちで、患者は院内で改めて医師に質問するか、ネットで他院情報を見比べる行動に流れます。再生医療を強みとするクリニックほど、比較表と症例経過写真をしっかり見せられる媒体に切り替えるメリットが大きい印象です。
紙とPDFでは届けられない情報がある
紙・PDFの構造的な限界
自費料金やリハビリメニューを改定すると、紙は再印刷、デジタル版は原稿修正、校正、画像準備、再制作・再配置が必要になる。PDFとデジタルブックの読みやすさは原稿と端末によって変わる。費用、更新期間、端末表示、計測範囲を同じ条件で比較する。
整形外科に必要な5つの機能と電子ブックでの実装
整形外科の院内案内に必要な機能は、5つに絞れます。順に整理しつつ、デジタルブック作成での実装イメージを示します。
① ページめくりUI(紙感覚で読める)
冒頭から言ってしまうと、ページめくりUIがあれば患者は紙の冊子と同じ感覚でスマホから院内案内を読めます。QuickBookではJPG(page1.jpg 連番)のページ画像を入稿いただき、弊社がページめくりアニメーション付きのHTMLを制作・納品します。PDF・PNGなどは直接入稿できないため、/convert/ でJPG連番へ変換してから用意します。表紙→院長挨拶→診療科目→リハビリ案内→料金表という従来構成を、読み物としての流れを保ったまま電子化できます。
② レスポンシブ(家族と共有しやすい構造)
患者本人だけでなく家族にも説明資料を読んでもらう場合は、URLを共有できます。QuickBookはPC・スマホ・タブレットに合わせて表示を切り替え、standard/pdf版はピンチ操作やボタンによる最大5倍の拡大、simple版はピンチズームに対応します。画像の鮮明さは元画像の解像度・圧縮・閲覧端末に左右されるため、無料体験で実データを確認してください。
③ 対応サービスで利用できる動画埋め込み(リハビリ・手術手順)
リハビリの動きは文章だけでは伝えにくい領域ですが、QuickBookに動画埋め込みは標準搭載されていません。動画が不可欠な場合は、外部動画ページへのリンク設定や個別カスタマイズの可否・費用を事前に相談してください。標準構成では、連続写真や図解を使って動きを分かりやすく整理します。
④ パスワード制限(自費メニュー限定配信)
再生医療の説明会に参加した患者だけに詳細な料金表と症例経過写真を配りたい場合は、掲載情報と公開範囲を先に整理します。QuickBookでパスワードやBasic認証を使えるかは標準提供を前提にせず、対応可否・追加費用を個別に確認してください。一般公開版と限定版を分冊する場合は、冊子ごとに制作費がかかります。
⑤ アクセス解析(読まれているページを把握)
QuickBook標準には、どの冊子内ページを最後まで読んだか、どこで離脱したかを判定する高度な閲覧分析はありません。お客様サーバー公開では納品HTMLにGA4タグを設置でき、基本的なアクセス数・流入元・利用端末などを確認できます。冊子内ページ別の分析には、別途イベント設定・カスタマイズが必要です。
買い切り型 + 自社サーバー選択の自由
経営目線で見ると、月額サブスクではなくお客様サーバー公開を選ぶほうが、地域整形外科の経営規模には合うケースがあります。QuickBookは1冊¥10,000〜で、QuickBookへの月額費用は不要です。月額3,000円のサービスを5年間使う場合との差額約17万円は、QuickBookの最低制作費1万円と月額料金だけを比べた単純試算で、自社サーバー・ドメイン、更新、追加冊子・機能の費用を含みません。お客様サーバー向けにはHTML・ページ画像・ライセンス付きビューアローダーが納品され、申込み時の利用許諾・設置・ビューア配信条件の範囲で公開します。ファイルの完全所有や永久表示を保証するものではありません。
既存パンフから電子院内案内を作る5ステップ
制作前に、現在の印刷費、改訂回数、原稿確定から配布までの日数を記録する。QuickBookは管理画面から即時更新する方式ではないため、改訂時の画像準備、再制作・再配置、確認に必要な期間と費用を事前に決める。
ステップ1 既存パンフ・リハビリ動画素材を準備
すでに紙で作っている院内案内パンフレットのPDFがある場合は、/convert/ で本番用のJPG(page1.jpg 連番)へ変換して準備します。QuickBookはJPG連番を入稿いただき、弊社が電子ブックを制作・納品します。手元にPDFがなければ、紙パンフをスキャンしたうえでページ画像を整える方法もあります。動画は標準外のため、必要なら外部リンクまたはカスタマイズを事前に相談します。
ステップ2 ブラウザ内無料体験で表示確認
申し込み前は、用意したPNG/JPG/JPEG画像を /sample/ のブラウザ内無料体験で読み込み、ページめくりやスマートフォン表示を確認できます。画像は送信・保存されません。これは実制作サンプルの発行ではないため、実際の制作条件に沿った確認用ブックが必要なら対応可否・費用・期間を問い合わせてください。
ステップ3 個別要件と公開条件を確認
ステップ2の表示を確認したら、本ブックの仕様を決めます。パスワード保護を希望する場合は対応条件と費用を確認し、動画が必要な場合は外部リンクまたは個別カスタマイズとして相談します。一般公開版と自費限定版を2冊に分ける場合は冊子ごとに料金が発生するため、必要な冊数を見積もり時に伝えてください。
ステップ4 自社HPに埋め込み
具体的には、自社HPの「リハビリのご案内」ページにiframeで埋め込むケースを考えてみます。お客様サーバー公開では、HTML・ページ画像・ライセンス付きビューアローダーを許諾された場所へ設置します。WordPress等への組み込み方法はサイト環境により異なるため、事前確認が必要です。自社サーバーで運用したくない場合はQuickBookサーバー公開を選び、公開URLを案内してもらう選択肢もあります。技術的なサーバー設定が不安な場合は、設置代行(¥15,000〜)の作業範囲と費用を確認します。
ステップ5 QRコード配布・患者共有
最後に、どうやって患者にURLを届けるのが現場では使いやすいのでしょうか。QRコードを印刷した小さなフライヤーを受付カウンターに置き、初診時に「次回のリハビリまでに動画を見ておいてください」と一言添える運用が最もシンプル。会計時のレシートに印刷する手段、診察券にシール貼付する手段もあり、運用に合わせて選べます。LINE公式アカウントで予約配信している整形外科なら、リッチメニューに院内案内ブックのURLを置く方法も相性が良い導線です。電子ブックは何度開いても追加コストが発生しないため、リハビリ前の予習に何度も読み返す患者もむしろ歓迎できる運用に切り替わります。
よくある質問
高齢患者は電子ブックを使えますか?
高齢の患者へ案内する場合は、実際の端末で文字サイズとページ操作を確認します。拡大方法は採用するビューアで異なり、読みやすさは元画像の状態にも左右されます。無料体験で確認し、スマホ操作が難しい人向けには元のPDFや印刷データから紙版を別途用意して併用する方法があります。
リハビリ動画は他のクリニックに見られませんか?
公開範囲を絞りたい場合は、公開方法に応じたパスワード保護の条件と費用を確認します。動画はQuickBook標準外なので、外部動画ページへの導線または個別カスタマイズとして相談します。一般公開版と限定版を2冊に分ける場合は、冊子ごとの料金も見積もります。
月額費用はかかりますか?
QuickBookの「お客様サーバー公開」プランは1冊¥10,000〜で、HTML・ページ画像・ライセンス付きビューアローダーを納品します。QuickBookへの月額費用は不要ですが、利用許諾・設置・ビューア配信条件が適用され、自社サーバー・ドメイン、更新、追加冊子・機能の費用は別途確認が必要です。「QuickBookサーバー公開」プランは¥5,000〜/月です。地域整形外科の運用体制に合わせて選べます。
まとめ
整形外科の院内案内をデジタル化する判断は、リハビリ情報や自費再生医療の選択肢を読みやすく整理する打ち手になります。QuickBookの標準はページめくりUIとレスポンシブ表示が中心で、動画や冊子内ページ単位の高度な分析は標準外です。買い切り型と自社サーバー公開の柔軟性が、地域整形外科の導入形を考えるヒントになります。
まずは既存PDFを /convert/ でJPGへ変換し、PNG/JPG/JPEGを読み込める /sample/ のブラウザ内無料体験でページめくりを確認してください。画像は送信・保存されません。実制作サンプル、動画など標準外の要件、サーバー選択は見積もり前に相談してください。
院内案内の電子化について疑問や、自費再生医療専用ブック・カスタマイズデザインの相談がある場合は、お問い合わせ窓口から気軽にご連絡ください。