
【商社・卸売】膨大な商品カタログを電子化するメリット|営業力強化とコスト削減
商社や卸売業の商品カタログをWebで共有する方法を解説。検索・リンク・動画などはサービスごとに対応が異なるため、QuickBookの標準範囲と分けて紹介します。
「総合カタログが電話帳のように分厚く、営業車に積むのも一苦労」
「お客様から『この品番の商品ある?』と聞かれても、探すのに時間がかかる」
「廃番商品の情報がカタログに残ったままで、誤発注が起きる」
商社や卸売業にとって、商品カタログは生命線だ。しかし商品数が増えれば増えるほど、紙媒体での運用には限界が生じる。
デジタルカタログへ置き換えると、持ち運びや再配布の負担を減らせる。一方、検索、リンク、動画、更新、発注連携の有無はサービスごとに異なるため、必要な機能を先に分けて考えたい。
目次
「分厚いカタログ」が営業の足を引っ張る
数千ページに及ぶ総合カタログは、重さが数キロになる。
これを鞄に入れて得意先回りをするのは重労働だし、急な問い合わせで「カタログを持っていないから答えられない」という機会損失も発生する。
また、紙のカタログでは目当ての商品を探すのに時間がかかる。
目次と索引を行ったり来たりする時間は、営業担当者にとっても、待たされるお客様にとっても無駄だ。
デジタルカタログで実現する「提案型営業」
タブレットに全商品データが入っていれば、営業スタイルが変わる。
1. 目次や検索から目的のページを探す
目次リンクや全文検索に対応するサービスなら、カテゴリや品番から目的のページを探しやすくなる。QuickBook標準の検索は、検索インデックスを用意したstandard版・pdf版だけが対象で、simple版には検索機能がない。ページ内の個別リンク設定も標準外のため、必要なら対応可否・費用を事前に確認する。
2. 類似商品・関連商品の提案
関連ページへのリンクを設定できるサービスでは、関連商品へ案内できる。QuickBookでは個別リンク設定を標準提供していないため、ページ画像内に関連商品のページ番号や案内先を記載する方法も検討したい。
3. 動画で機能説明
動画埋め込みに対応するサービスなら、メーカー提供の映像を補足説明に使える。ただし、映像だけで説明の正確性や営業成果が保証されるわけではない。QuickBookの動画埋め込みは標準外なので、外部の動画ページへ案内するか、個別対応の可否・費用を確認する。
印刷・配送費は実際の部数で比較する
商社にとって、カタログのコストは莫大だ。
たとえば、印刷・製本費が1冊2,000円で1万人へ配布する条件なら、単純計算は2,000万円に配送料を加えた金額になる。実際の単価、部数、配送先、在庫廃棄を自社の見積書で確認して計算する。
デジタル中心または紙を希望者だけに配る運用へ変えれば、削減できる印刷・配送費がある。一方で、原稿修正、ページ画像作成、Web公開、サーバー・ドメイン、改訂にも費用や作業が必要だ。変更前後の実費を同じ期間・同じ冊数で比較する。
ECサイト・発注システムとの連携
デジタルカタログの大きな強みは、見たその場で発注導線を作れることだ。
商品ごとのリンクや外部連携に対応するサービスでは、自社のBtoB発注サイトへ案内できる。入力ミスや聞き間違いを減らせる可能性はあるが、在庫・価格・リンク先・注文内容の確認は引き続き必要だ。QuickBookではページ内リンクやカート連携を標準提供していないため、必要なら個別対応の可否・費用を確認する。
まとめ
商社のカタログデジタル化は、単なる重量対策ではない。
検索、目次リンク、動画、発注導線を必要条件に含める場合は、各機能に対応するサービスまたは個別開発を比較する。
- 機動力:タブレット1つで全商品を持ち歩く
- 閲覧性:採用するサービスの目次・検索仕様を確認する
- 連動性:発注サイトへの導線が必要なら対応範囲を確認する
QuickBookでは、既存PDFを変換ツールでJPG(page1.jpg形式)へ変換して入稿すると、弊社がページめくり型デジタルカタログを制作する。お客様サーバー公開は1冊10,000円〜の買い切りだ。
標準構成に動画埋め込み、商品ごとのリンク、カート連携、利用者向け管理画面は含まれない。standard版・pdf版の検索も検索インデックスを用意した場合に限られるため、商品検索や発注連携が必須なら制作前に要件を相談してほしい。
まずは特定のカテゴリから、デジタル化を試してみてほしい。