
飲食店のデジタルカタログで通販・ギフト売上を伸ばす活用法
飲食店がデジタルカタログを導入すると、テイクアウト・通販・ギフトの商品情報をQRコードで案内できます。お客様サーバー公開は1冊¥10,000〜の買い切り。印刷コスト削減と更新運用の作成手順を解説します。
飲食店のデジタルカタログで通販・ギフト売上を伸ばす活用法
飲食店の収益を店内営業だけに依存させる時代は終わりつつあります。テイクアウト、通販、ギフト、ケータリング、法人向けオードブルなど、店外に届ける商品が売上の柱に育つ店舗が増え、商品の見せ方も紙のメニューとは別の形が必要となってきました。
紙のパンフレットやチラシは印刷のたびに費用がかかり、新商品を加えたい時の差し替えも一苦労。一方PDFはスマートフォンで開くと文字が小さく、料理写真の魅力が伝わりにくくなる傾向にあります。
デジタルカタログにすれば、ページめくりの没入感を残しつつ、QRコード一つでテーブル・SNS・ECサイトへ展開可能です。QuickBookのお客様サーバー公開は1冊¥10,000〜でQuickBookへの月額費用は不要ですが、自社サーバー・更新等を含む総費用と利用条件の確認が必要です。
この記事でわかること
- 飲食店が紙メニュー以外に「カタログ」を持つべき具体的な理由
- 通販・ギフト・ケータリング売上を伸ばすデジタルカタログの活用シーン
- QuickBookでデジタルカタログを作る3ステップの作成手順
- 季節メニューや限定商品の更新手順
- QRコード設置と基本アクセスの確認方法
なぜ今、飲食店にデジタルカタログが必要なのか
店内メニューだけでは売上が頭打ちになる構造
飲食店の売上は座席数と回転率で天井が決まる構造。デジタルカタログを使えば店外の販売チャネルを増やせます。テイクアウト用のセット商品、進物用のギフト、家庭で楽しむ通販商品、法人向けオードブル、これらは店内メニューとは別の見せ方が必要となる領域です。紙のメニュー表でいくら工夫しても、来店していない見込み客には届きません。デジタルカタログをSNSやECサイト、メール署名に貼っておけば、来店していない層にも商品ラインナップを継続的に伝え続けられるでしょう。
紙のパンフレットでは季節商品の鮮度が伝わらない
ある和食店のケースが象徴的です。季節限定の冷やし料理を紙パンフレットで案内したところ、印刷から3週間経つ頃には掲載商品の半分が終売しており、配布物としての信頼性が下がってしまったとのこと。飲食店の商品ラインナップは季節・気候・仕入れ状況で頻繁に変わる業態です。紙の場合は印刷した時点の情報で固定されるため、変更があるたびに刷り直すか、訂正シールを貼るしかありません。デジタルカタログなら、更新用画像へ差し替えて再公開することで同じURLから最新版を案内できます。
スマホ完結の購買行動にPDFは合わない
国内のスマートフォン保有率は9割を超え、外食関連の情報収集もスマートフォン経由が主流。PDFをスマートフォンで開くと、文字を読むためにピンチアウトで拡大する必要があり、料理写真とテキストを同時に視認しづらくなります。料理は「見た目で食欲を引く」要素が大きいため、画像が小さく表示されるだけで訴求力が落ちる傾向。デジタルカタログはスマートフォン表示に最適化された見開きで、料理の世界観を保ったまま閲覧者に届けられます。
紙・PDFカタログが抱える根本課題
印刷コストが季節ごとに発生する
飲食店のパンフレット制作費は、A4両面カラー1,000部で5万〜8万円が目安。春夏秋冬の季節メニュー切り替えに合わせて年4回刷れば、年間20万〜30万円の固定費に。さらに新規出店、ハロウィン・クリスマス・正月などのイベント、フェアごとに別パンフレットを作る店舗も多く、印刷費の総額は年間50万円規模に達するケースもあります。デジタル化すれば、初期費用を一度払ったあとは差し替えだけで運用でき、刷り直しの必要そのものがなくなる仕組み。
配布できる相手が物理的に限られる
紙のパンフレットは手渡しか店内設置が基本のため、来店した人にしか届きません。テイクアウト袋に入れても、その袋を開いた本人しか目にしない構造。SNSやLINE公式アカウントで通販を案内したい場面でも、紙のパンフレットを渡すことはできません。デジタルカタログならURLとQRコードで世界中どこへでも一瞬で共有でき、SNS投稿、メールマガジン、レシート印字、テーブルPOPまで多面的な導線を作れる利点があります。
PDFは容量が大きくメール添付で弾かれる
高解像度の料理写真を多数掲載したPDFは、容量が30〜80MBになるケースも珍しくありません。法人向けケータリング営業でメール提案する際、容量超過でPDFが届かず、後追いで分割送信する手間が発生する場合も。受信側が忙しいと「容量大きいから後で見る」と後回しにされ、商談機会を逃すこともあります。デジタルカタログはURL1行を送るだけで完結するため、メール容量の問題から解放されるでしょう。
デジタルカタログで解決できる5つのこと
ページめくりUIで料理の世界観をそのまま伝える
QuickBookで作るデジタルカタログは、紙のパンフレットをめくる時のようなアニメーションをブラウザ上で再現します。表紙から開き、見開きでコース料理やギフトセットを眺められ、スマートフォンやタブレットにも対応します。動画埋め込みは標準外のため、調理動画などが必要なら外部リンクまたは個別カスタマイズを事前に相談してください。
QRコードでテーブル・店頭・SNSから誘導できる
公開URLからQRコードを生成し、テーブルPOP、レジ前のスタンド、テイクアウト袋、レシート、ショップカード、名刺など、お客様が触れる場所すべてに配置可能。SNSプロフィールにURLを設定すれば、フォロワーから常時アクセスを受けられる導線になります。LINE公式アカウントの自動返信メッセージにURLを入れておけば、登録直後にカタログを見てもらえる流れも作れる仕組み。来店中のお客様がテーブルでQRを読み取って通販ページを見てくれれば、来店時にギフト需要を喚起する追加販売の機会が生まれます。
1冊¥10,000〜でQuickBookへの月額費用は不要
QuickBookのお客様サーバー公開プランは1冊¥10,000〜で、QuickBookへの月額費用は不要です。月額制サービスの5年間の利用料15万〜30万円との比較は、QuickBookの最低制作費だけを使った単純比較で、自社サーバー・ドメイン、更新、追加冊子・機能の費用を含みません。納品物はHTML・ページ画像・ライセンス付きビューアローダーで、完全所有ではなく利用許諾・設置・ビューア配信条件の範囲で利用します。サーバー管理を任せる場合はQuickBookサーバー公開プラン¥5,000〜/月も比較します。
季節商品・限定メニューを画像差し替えで更新する
QuickBookには利用者向けの管理画面や商品単位の表示切り替え機能はありません。季節商品や限定メニューを更新するときは、該当ページの画像を用意し、納品HTML内の画像を差し替えて再公開します。自社での作業が難しい場合は、更新作業の可否・費用を事前に確認してください。即日変更や在庫連動が必須なら、CMS型の別サービスも比較するのが安全です。
GA4で基本アクセスを確認する
お客様サーバー公開なら、納品HTMLへのGA4タグ設置に対応できます。確認できるのはアクセス数・流入元・利用端末などの基本情報が中心です。ページ別滞在、商品別離脱、個人や送付先ごとの閲覧履歴は標準機能では取得できません。冊子内の操作を詳しく計測したい場合は、イベント計測の個別設定について事前に相談してください。
QuickBookで飲食店向けデジタルカタログを作る手順
ステップ1: 既存のメニュー・写真素材を整理する
最初に取り掛かるのは素材の準備です。既存の紙パンフレットがPDFの場合は、各ページをPNG/JPG/JPEG画像へ書き出します。写真データだけ手元にある場合は、カタログ用のページを制作して画像として用意します。表紙、目次、商品ジャンルごとのページ、注文方法、店舗情報という流れで組むと閲覧者が必要な情報にたどり着きやすい構成です。動画は標準機能に含まれないため、必要なら外部リンクまたは個別カスタマイズを事前に相談してください。
ステップ2: 無料サンプルで仕上がりを確認する
QuickBookの無料体験では、手元のPNG/JPG/JPEG画像をブラウザ内で読み込み、ページめくりやスマートフォン・PC表示を確認できます。画像は送信・保存されません。PDFは各ページを対応画像へ書き出してから使い、ページ数が多い場合や実際のサンプル制作を希望する場合は事前に問い合わせてください。
ステップ3: 購入してサーバー選択・QRコード配置まで仕上げる
サンプルで仕上がりに満足できたら、購入手続きに進みます。買い切り型のお客様サーバー公開プランか、QuickBookサーバー公開の月額プランから、運用方針に合うほうを選ぶ流れ。自店のWebサイトと統合したいなら自社サーバー設置型、サーバー管理を避けたいならQuickBookサーバー公開型が向いています。設置作業に不安があれば設置代行プランの利用も可能。公開後はQRコードを生成して、テーブルPOPや店頭スタンド、SNSプロフィール、メール署名に配置していきます。
よくある質問
Q1. メニュー表とデジタルカタログは何が違うのですか
メニュー表は来店中のお客様が注文するために使う一覧で、価格・料理名・短い説明が中心。デジタルカタログは通販・ギフト・ケータリングなど店外販売向けで、料理の魅力やストーリー、選び方ガイド、注文方法までを丁寧に伝える構成になります。両方を1冊にまとめることもできますが、目的別に分けて作ると閲覧者が情報を探しやすい設計になるでしょう。
Q2. 写真の撮影や原稿作成も依頼できますか
QuickBookは既存のPNG/JPG/JPEG画像からデジタルブックを制作するサービスで、写真撮影や原稿執筆そのものは含まれません。素材は店舗側で用意するか、撮影・デザインの専門業者に別途依頼します。既存パンフレットがPDFのみの場合は、各ページを対応画像へ書き出してから入稿してください。
Q3. 通販やギフトの注文受付までできますか
QuickBookはカタログの閲覧体験を提供するサービスで、決済機能そのものは含まれません。注文導線として、外部のECサイト、注文フォーム、LINE公式アカウントへのリンクを設定する方法があります。動画埋め込みは標準外なので、必要な場合は個別カスタマイズの可否・費用を確認してください。
Q4. 一度作ったカタログの更新は自分でできますか
更新方法は公開方法によって異なります。お客様サーバー公開では納品画像の差し替え、QuickBookサーバー公開では更新依頼が必要です。手順、反映期間、費用を契約前に確認してください。
Q5. 多言語対応のカタログは作れますか
日本語版と英語版を別ブックとして作成し、それぞれにQRコードを発行する運用が可能。インバウンド需要のあるエリアなら、店頭にQRコードを並べておけば訪日外国人客が自分の言語のカタログにアクセスできる導線になります。観光地や駅前立地の店舗では、多言語対応カタログを置くだけで来店後の追加注文や帰国後の通販利用につながるケースも見られるでしょう。
まとめ
飲食店がデジタルカタログを導入すると、紙パンフレットでは届かなかった層に商品ラインナップを継続的に伝えられるようになります。テイクアウト、通販、ギフト、ケータリング、法人営業といった店外販売の入口を整え、QRコードで店内・SNS・メールから一気通貫の導線を作れる点が、店内メニューや紙パンフレットにはない大きな強み。
QuickBookのお客様サーバー公開は1冊¥10,000〜でQuickBookへの月額費用は不要ですが、長期公開には利用許諾・設置・ビューア配信条件と自社サーバーの維持が必要です。店舗が権利を持つ元画像や原稿は自社で保管できますが、納品ビューアの完全所有や永久表示を保証するものではありません。更新・追加冊子・機能の費用も含めて判断します。
まずは手元のメニューブックや既存パンフレットをPNG/JPG/JPEG画像にして無料体験で読み込み、自店の料理写真がページめくりUIでどう見えるかを確認してください。ページ数が多い場合は問い合わせによりサンプル制作を相談できます。仕上がりに納得できれば、お客様サーバー公開の買い切りプランで購入し、テーブルPOPやSNSプロフィール、レシートにQRコードを配置する流れです。GA4を設置する場合も、基本アクセスで確認できる範囲と追加計測の要否を事前に整理しておくと安心です。